こうどうかがく【行動科学】
人間の行動を実証的に研究し、その法則性を明らかにしようとする科学の領域。心理学・社会学・人類学・精神医学などが含まれ、総合化・学際化などを特徴とする。
こうどうししん【行動指針】
どのように考え、どのように行動するかの基本となる方針。
こうどうしゅぎ【行動主義】
1 科学的心理学は外部から観察し観測できる行動だけを研究対象とすべきだ、という主張。1913年、米国のワトソンによって唱えられ、従来の主観的な内観主義を排して心理学を科学化する働きをした。 2 ニヒリズムを否定し、行動的ヒューマニズムを重んじる文芸上の主義。アンドレ=マルローなどの紹介に際して日本で生まれた用語で、昭和9年(1934)から10年代の初めにかけて、阿部知二・小松清・舟橋聖一らが雑誌「行動」を中心に主張した。
こうどうしょく【行動食】
登山や旅行などで、行動中の栄養補給のために食べる携帯食料。チョコレートやおにぎりなど。レーション。
こうどうターゲティングこうこく【行動ターゲティング広告】
《behavior targeting advertisement》インターネットを利用した広告の一。個人のウェブサイトの閲覧履歴やサーチエンジンの検索履歴に基づき、各自の好みに合った広告を配信する。BT広告。インタレストターゲティング広告。インタレストベース広告。インタレストマッチ広告。関心連動型広告。追いかけ広告。
こうどうはんけい【行動半径】
1 軍艦や軍用航空機などが、燃料補給なしで帰還しうる最大行程。航続距離からその任務に費やされる部分を除いたものの2分の1。 2 行動する範囲。
こうどうびじゅつきょうかい【行動美術協会】
洋画・彫刻の美術団体。昭和20年(1945)創立。前年解散の二科会再興に際し、向井潤吉ら主張を異にする旧会員が結成。
こうどうりょうほう【行動療法】
神経症・心身症などの不適応行動は、誤った学習や条件付けによるとして、学習理論に基づいて適応行動に変えていこうとする心理学的な療法。
こうどうげんり【行動原理】
行動の根源的な動機となる本能・欲求・願望・信条・価値観など。
こうどうしんりしょうじょう【行動心理症状】
認知症の中核症状に伴ってみられる行動障害や精神症状。暴言・暴力・興奮・徘徊や、幻覚・妄想・抑うつ・睡眠障害など。「周辺症状」「随伴症状」とも呼ばれる。BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)。