衣紋竿(えもんざお)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・うちの廊下の衣紋竿には国男さんの冬のトンビがかかっていて、いつの夜中にでもそれ! と言って出掛けられるようにしてありますが、赤ちゃんは悠々としています。お乳は出そうです。どんな骨折りをしても、今年はお乳がなければなりません。母子の為に。・・・
宮本百合子
「獄中への手紙」
-
・・・ひろ子は、みんなどけてそれを衣紋竿につるした。「――ね、どうなすったの?」「どうもしない」「いいえ。こんなのあたりまえじゃないわ……いつものようじゃないわ。ね、どうして?」 重吉は椅子の上で顔を横に向け、ひろ子を見ないように・・・
宮本百合子
「風知草」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。