ほじょじんこうしんぞう【補助人工心臓】
心不全に陥った心臓のポンプ機能を助け、全身に血液を循環させる装置。弱った心臓を休ませることで機能回復を図る、あるいは心臓移植まで生命を維持するなどの目的で一時的に利用される。患者の体外に設置するものと、体内に埋め込むものがある。 [補説]患者の心臓を切除し、その代用として永久的に使用する人工心臓を「全置換型人工心臓」という。
ほじょせん【補助線】
幾何学で、与えられた図形にはないが証明のために便宜的に描き加える線。
ほじょたんい【補助単位】
1 実用の計量のために設ける、基本単位の整数倍また整数分の一の単位。ミリメートル・キログラムなど。補助計量単位。 2 国際単位系(SI)で、かつて基本単位のほかに設けられた単位。平面角のラジアンと立体角のステラジアンがあったが、1995年の国際度量衡総会(CGPM)において廃止が決定され、無次元量の組み立て単位となった。
ほじょていり【補助定理】
一つの定理を証明するために、補助として使う定理。補題。レンマ。
ほじょどうし【補助動詞】
動詞が、本来の意味と独立性を失って、付属的な意味を添えるものとして用いられるもの。「私は日本人である」の「ある」、「風が吹いている」の「いる」、「本を読んでいらっしゃる」の「いらっしゃる」、「迎えに来てください」の「ください」など、断定・動作の様態・敬意などを示すものとして用いられる。
ほじょにん【補助人】
被補助人について補助をする人。被補助人が選択した特定の法律行為について、「同意権と取消権」と「代理権」のどちらか一方、または双方が付与される。
ほじょひ【補助費】
国や地方公共団体が、特定の目的のために交付する無償の経費。
ほじょふごう【補助符号】
文章を書き表すとき、読解を正しく容易にするために文字とともに使う記号。句読点・かぎかっこ・疑問符・感嘆符など。補助記号。
ほじょぼ【補助簿】
簿記で、特定の取引または勘定についての明細を記録する帳簿。現金出納帳・仕入帳・売上帳など。→主要簿
ほじょようげん【補助用言】
本来の意味を失って、付属的な意味を添える場合の用言。補助動詞のほか、「美しくない」の「ない」や「聞いてほしい」の「ほしい」を、補助形容詞ということもある。