けいかいけいほう【警戒警報】
警戒を必要とする知らせ。特に、戦時下で、敵機の空襲のおそれがある場合などに出される。「—発令」
けいかいしょく【警戒色】
1 警戒する傾向。警戒するようす。「円の急騰に—を強める」 2 標識色の一。周囲の色に比べて目立つような色彩や模様をもつ動物の体色。ハチ・毒蛇などで、有毒・悪臭の動物に多い。警告色。危険色。→保護色
けいかいせん【警戒線】
1 河川などで、洪水の危険水位を示す線。「川の水かさが—を越える」 2 「非常線」に同じ。「—を突破する」
けいかいくいき【警戒区域】
災害が発生したり予想される場合に、住民等の生命・身体への危険を防止するために、一般市民の立ち入りが制限・禁止される地域。災害対策基本法・武力攻撃事態法・水防法などに基づいて市町村長・都道府県知事などが設定し、住民は区域外への退去を命じられる。→避難勧告
けいかいひょうしき【警戒標識】
道路標識の一。道路上で警戒すべきことや危険を知らせ、注意深い運転を促すためのもの。「幅員減少」「横風注意」など。
けいかいレベル【警戒レベル】
集中豪雨や台風などで水害や土砂災害のおそれがあるときに、危険度を5段階で示すもの。レベルごとに、気象庁や市町村から発表される防災情報と住民の取るべき行動が示されている。大雨警戒レベル。→噴火警戒レベル [補説]警戒レベルと防災情報、住民が取るべき行動警戒レベル防災情報住民が取るべき行動警戒レベル1気象庁が早期注意情報を発表最新の防災気象情報に注意し、災害への心構えを高める。警戒レベル2気象庁が大雨注意報や洪水注意報を発表ハザードマップなどで避難行動を確認する。警戒レベル3市町村が高齢者等避難を発令避難に時間を要する高齢者や障害のある人は支援者と安全な場所へ避難。他の人は避難の準備をする。警戒レベル4市町村が避難指示を発令対象地域の全員が速やかに避難する。指定緊急避難場所まで行けない場合は、近くの安全な場所に避難するか、屋内のより安全な場所に移動する。警戒レベル5市町村が緊急安全確保を発令すでに災害が発生しているので、命を守る最善の行動をとる。