ちょうでんどうじしゃく【超伝導磁石】
超伝導の金属線をコイルにした電磁石。安定な強い磁界を発生し、電気抵抗がなくなるので発熱がなく、消費電力がきわめて少ない。
ちょうでんどうたい【超伝導体】
超伝導を示す物質。低温などの特別な条件の下、電気抵抗が零になったり、マイスナー効果が現れたりする。
ちょうでんどうりょうしビット【超伝導量子ビット】
超伝導体を用いた量子ビット。数ナノメートル程度という極薄の絶縁体を二つの超伝導体で挟み込んだジョセフソン素子で論理回路を構成する。
ちょうでんどうりょうしかんしょうそし【超伝導量子干渉素子】
⇒スキッド(SQUID)
ちょうでんどうフライホイールちくでんシステム【超伝導フライホイール蓄電システム】
超伝導を用いたフライホイール蓄電システム。強力な超伝導磁石で発生する磁気反発力によってホイールと軸受を非接触にし、エネルギー損失の低減を図って蓄電効率を高めたもの。
ちょうでんどうりょうしコンピューター【超伝導量子コンピューター】
超伝導量子ビットを集積化した量子コンピューター。量子もつれや量子の重ね合わせの状態にある量子ビットにマイクロ波を照射して、制御や読み出しをする。わずかな熱雑音でもコヒーレントな状態が失われるため、量子コンピューター全体を希釈冷凍機によって絶対零度に近い温度環境に保つ必要がある。 [補説]日本では理化学研究所などが共同で開発した「叡」が、令和5年(2023)に運用を開始した。