しんじょうれんごう【身上連合】
《personal union》同君連合の形態の一。一人の君主が相続や婚姻などによって、複数の国や地域の王権・主権を得ることで生じる。その主権下の各国はそれぞれ独立した政府をもち、連合は国際法上、統一国家とみなされない。人的連合。→物上連合 [補説]身上連合の例としては、1714〜1837年のイギリスとハノーバー、1815〜90年のオランダとルクセンブルク、またイギリスとオーストラリア・ニュージーランド・カナダなどによる英連邦がある。
しんじょうかんご【身上監護】
親権者が未成年の子の身体的・精神的な成長を図るために監護・教育を行うこと。また、後見制度で後見人が被後見人の生活・医療・介護などに関する契約や手続きを行うこと。→財産管理
しんじょうかんごけん【身上監護権】
親権者が未成年の子の身体的・精神的な成長を図るために監護・教育を行う権利。民法では、子の居所を定めること、懲戒すること、職業を営むことを許可する権利を規定している。未成年後見人も被後見人である未成年者に対して親権者と同一の身上監護権を有する。→財産管理権
しんじょうしょ【身上書】
その人の氏名や家族構成、経歴などを書いた書類。縁談に用いられるものは釣書 (つりがき) ともいう。