身構える(みがまえる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・その時そこに安住の地を求めて、前にも後ろにも動くまいと身構える向きもあるようだ。その向きの人は自分の努力に何の価値をも認めていぬ人と言わねばならぬ。余力があってそれを用いぬのは努力ではないからである。その人の過去はその人が足を停めた時に消え・・・
有島武郎
「二つの道」
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・・・ 小沢も口は利かず、咄嗟に身構える姿勢で、その娘が来た方向へ、眼を光らせた。 そして、暗がりの中に不気味に光っている雨足を透して、じっと視線を泳がせていると、ふと黒く蠢いた気配がした。 はっと思った。 が、気のせいかも知れな・・・
織田作之助
「夜光虫」
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