かえりてん【返り点】
漢文の訓読で、返り読みの順序を示すために施される符号。漢字の左下に小さく記入するもので、「レ、一・二・三、上・中・下、甲・乙・丙、天・地・人」などがある。
かえりにゅうまく【返り入幕】
相撲で、十両に落ちた力士が、再び幕内に入ること。
かえりばな【返り花/帰り花】
1 返り咲きをした花。二度咲きの花。狂い花。《季 冬》「凩 (こがらし) に匂ひやつけし—/芭蕉」 2 身請けされた遊女が、二度の勤めに出ること。「御身はまたまた廓 (くるわ) に—」〈浮・御前義経記・二〉
かえりぶみ【返り文/返り書】
返事の手紙。返書 (へんしょ) 。
かえりもうし【返り申し】
1 使者が帰ってきて返事や報告をすること。また、その内容。復命。「長奉送使 (ちゃうぶそうし) にてまかり下りて、—の暁」〈続古今・離別・詞書〉 2 神仏へ祈願のお礼参りをすること。報賽 (ほうさい) 。願ほどき。返り詣 (もう) で。「心一つに、多くの願を立て侍りし。その—、たひらかに」〈源・若菜上〉
かえりよみ【返り読み】
漢文を訓読するとき、下にある客語・補語を先に、述語をそのあとで読むこと。反読。
かえりづゆ【返り梅雨】
「戻り梅雨」に同じ。《季 夏》