ひなんかんこく【避難勧告】
1 災害によって人的被害が発生するおそれがある場合に、行政機関が地域の住民等に対して、安全な場所へ移動するよう促すこと。→警戒区域 2 災害対策基本法に基づいて市町村が発表していた避難情報の一。「避難指示(緊急)」とともに警戒レベル4として発令されていたが、令和3年(2021)、「避難指示」にまとめられた。
ひなんこう【避難港】
航海中の船舶が悪天候や事故などからの避難のために一時寄港できる港。
ひなんみん【避難民】
天災・火災・戦争などで避難した人々。
ひなんしじ【避難指示】
1 災害を避けて安全な場所へ移動するよう、人々に指示を出すこと。また、その指示。 2 災害対策基本法に基づいて市町村が発表する避難情報の一。過去の重大な災害に匹敵する状況で、警戒レベル4として発令される。ただちに指定緊急避難場所へ移動するか、外出が危険な場合は屋内の安全な場所への避難が求められる。
ひなんくいき【避難区域】
災害が発生したり予想される場合に、避難勧告等の対象となり、住民が避難行動をとる必要のある区域。→警戒区域
ひなんしじかいじょじゅんびくいき【避難指示解除準備区域】
福島第一原発事故による避難指示区域の一。事故を起こした原子炉が冷温停止状態に達した後、それまでの警戒区域・避難指示区域(計画的避難区域)を見直して新たに設定されたもので、放射線の年間積算線量が20ミリシーベルト以下となることが確実であると確認された地域。当面の間、引き続き避難指示が継続されるが、復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民が帰還できるよう環境整備を目指す。→居住制限区域 →帰還困難区域
ひなんぶくろ【避難袋】
⇒非常持ち出し袋
ひなんしゃトリアージ【避難者トリアージ】
大規模な災害が発生し、避難所の収容力が不足した場合に、被災者の健康状態などを考慮して、受け入れるかどうか選別(トリアージ)すること。
ひなんじゅんびじょうほう【避難準備情報】
避難勧告にさきがけて出される情報。今後、避難勧告の発令される可能性が高いとして、住民に避難の準備をうながすとともに、災害時要援護者とその援護者に避難の開始を呼びかけるもの。平成28年(2016)、高齢者等が避難を開始する段階であることを明確にするため、「避難準備・高齢者等避難開始」に改称。
ひなんかい【避難階】
避難する際に、その建物から直接地上に出られる階。通常は1階だが、傾斜地にある建物などでは、2階や地階がこれに該当する場合もある。