きんぞくげんそ【金属元素】
単体で金属を形成する元素。地球上に存在する約100種の元素のうち、金・銀・銅・鉄・カリウム・ナトリウムなど約70種がある。
きんぞくこうたく【金属光沢】
よく磨いた金属面が放つ光沢。光を通さない不透明な輝きが特徴。
きんぞくこうぶつ【金属鉱物】
金属を主成分とする鉱物。また、金属光沢をもつ鉱物。
きんぞくせい【金属性】
金属に特有の性質。また、金属に似た性質。「—の音」
きんぞくせっけん【金属石鹸】
普通のアルカリ石鹸が含むナトリウムやカリウムの代わりに、他の金属が入った石鹸。アルカリ石鹸と金属塩とを反応させるか、油脂と金属酸化物とを加熱して作り、鉛石鹸・カルシウム石鹸などがある。水に溶けず、洗浄力はないが、乾燥剤・顔料・防水剤・塩化ビニル樹脂安定剤などに使用。
きんぞくバット【金属バット】
アルミニウムを主成分とする合金製の野球用バット。
きんぞくひろう【金属疲労】
金属材料に外力が繰り返し加わり、無数の微小な亀裂が生じること。材料がもろくなって、やがては破壊される。
きんぞくけっしょう【金属結晶】
金属元素の原子が固体状態でとる規則的な原子配列。このときの原子間の結合を金属結合という。
きんぞくけんびきょう【金属顕微鏡】
金属、合金、セラミックの組織や研磨面、電子部品などの不透明な試料を観察するための顕微鏡。半透明鏡またはプリズムを対物レンズと接眼レンズの間に置き、鏡筒側方からの光を鉛直上方から試料表面に投射し、その反射光を拡大する。解像度は高いが被写界深度は浅い。反射型顕微鏡。
きんぞくすいそ【金属水素】
極めて高圧の下に置かれた水素が金属状態になっているもの。数百ギガパスカルという超高圧において、100万分の1秒以下というわずかな時間だけ液体状の金属水素を作りだすことに成功したという実験報告がある。固体状のものはまだ観測されていない。また、木星、土星の内部には金属水素が存在すると考えられている。