つりがねずみ【釣(り)鐘墨】
松煙 (しょうえん) に蝋 (ろう) をまぜ、釣鐘を扁平 (へんぺい) にしたような形に固めた墨。質がやわらかく、乾拓 (かんたく) に用いる。乾打碑 (かんだひ) 。
つりがねそう【釣鐘草】
釣鐘形の花をつける草。ツリガネニンジン・ホタルブクロなど。《季 夏》
つりがねどう【釣(り)鐘堂】
寺の梵鐘 (ぼんしょう) をつるしておく堂。鐘楼。
つりがねにんじん【釣鐘人参】
キキョウ科の多年草。山野に生え、高さ60〜90センチ。根は白く太い。葉は輪生し、長楕円形。秋、青紫色の釣鐘形の花を輪生する。根を漢方で沙参 (しゃじん) といい去痰 (きょたん) 剤とする。とときにんじん。《季 秋》
つりがねマント【釣(り)鐘マント】
《着た形が釣鐘に似ているところから》軍人・学生などが用いた、丈の長いマント。
つりがねむし【釣鐘虫】
繊毛虫綱の原生動物。有機質に富む淡水に多く、体長約1ミリ。鐘形の細胞体と細長い柄部からなり、柄で他物に付着し、上縁にある繊毛で水流を起こしてえさをとる。