かがみぐつわ【鏡轡】
鏡板 (かがみいた) の部分を鏡のように円形にし、彫り透かしを入れないでつくった轡。
かがみぐら【鏡鞍】
前輪と後輪に金、銀などの薄板を張り、さらに山形の部分に覆輪 (ふくりん) をかけた鞍。
かがみごい【鏡鯉】
ドイツゴイの一品種。うろこは退化しているが、大形のものが背びれとしりびれの付け根や側線に沿って残っている。
かがみせん【鏡銑】
マンガン10〜35パーセント、炭素4〜5パーセントを含む銑鉄。破面が鏡状であるところからいわれる。転炉での製鋼で脱酸剤として用いる。鏡鉄 (きょうてつ) 。
かがみだい【鏡台】
「鏡立て」に同じ。
かがみだい【鏡鯛】
マトウダイ科の海水魚。全長約50センチ。体は卵形で側扁が著しく、うろこはない。背びれの棘条 (きょくじょう) 間の皮膜が糸状に伸びている。体色は青みを帯びた銀白色。南日本に産し、主に練り製品の原料とされる。
かがみたて【鏡立て】
鏡を立てかける木製の枠、または台。かがみかけ。かがみだい。きょうだい。
かがみつくりべ【鏡作部】
律令制以前、朝廷や豪族に属して鏡を製作した部民 (べみん) 。律令制では雑工戸 (ざっこうこ) がこれを担当した。
かがみてんじょう【鏡天井】
格縁 (ごうぶち) などをもたず、鏡のように平面に板を張って仕上げた天井。禅宗様建築に多くみられる。
かがみど【鏡戸】
枠の中に一枚板をはめ込んだ戸。