陣取る(じんどる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・芝居へ入って前の方の平土間へ陣取る。出方は新次郎と言って、阿久の懇意な男であった。一番目は「酒井の太鼓」で、栄升の左衛門、雷蔵の善三郎と家康、蝶昇の茶坊主と馬場、高麗三郎の鳥居、芝三松の梅ヶ枝などが重立ったものであった。道具の汚いのと、役者・・・
永井荷風
「深川の散歩」
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・・・ただ我輩の陣取るべき二階の一間だけが少しく方付てオラレブルになっている。以前の部屋よりも奇麗だ。装飾もまず我慢できる。やがて亭主が出て来て窓掛をコツコツ打ちつける。ストーヴの上へ額をかけるが「ミッスルトー」という額はいかがです、あれは人によ・・・
夏目漱石
「倫敦消息」
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