雁坂峠(かりさかとうげ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・を付けて上って、とうとう雁坂峠の絶頂へ出て、そして遥に遠く武蔵一国が我が脚下に開けているのを見ながら、蓬々と吹く天の風が頬被りした手拭に当るのを味った時は、躍り上り躍り上って悦んだ。しかしまた振り返って自分等が住んでいた甲斐の国の笛吹川に添・・・
幸田露伴
「雁坂越」
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・・・ これよりなお荒川に沿いて上り、雁坂峠を越えて甲斐の笛吹川の水上に出で、川と共に下りて甲斐に入り、甲斐路を帰らんと予ては心の底に思い居けるが、ここにて問い糺せば、甲斐の川浦という村まで八里八町人里もなく、草高くして路もたえだえなりとの事・・・
幸田露伴
「知々夫紀行」
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