かじちょうてい【家事調停】
家庭裁判所が、家庭に関する事件について行う調停。調停において当事者間に合意が成立して調書に記載されると、確定判決と同一の効力を有する。
かじてつだい【家事手伝い】
炊事・洗濯・育児など、家庭生活に必要な仕事を手伝うこと。また、その人。
かじどろ【火事泥】
火事場泥棒。
かじば【火事場】
火事のおこっている現場。また、火事で焼けたばかりの場所。「—泥棒」
かじばおり【火事羽織】
江戸時代、火事装束に用いた羽織。武家のは革・羅紗 (ラシャ) 製の身丈が短めの打裂 (ぶっさき) 羽織で、前後5か所に定紋をつけた。火消しのは普通の羽織と同じ形で、紺無地の木綿を刺し子の袷 (あわせ) 仕立てにし、背や襟に所属の組印や組名を染め抜いた。
かじばどろぼう【火事場泥棒】
1 火事場のどさくさに紛れて盗みを働く者。火事どろ。 2 ごたごたにつけこんで不正な利益を得ること。また、その人。火事どろ。
かじばみまわり【火事場見廻】
江戸幕府の職名。享保7年(1722)設置。若年寄の支配下で、江戸市中に火事があったとき、消火の指揮に当たるほか、被害状況などの視察・報告を行った。
かじみまい【火事見舞(い)】
家が火災で焼けたり、近火があったりした人を見舞うこと。また、見舞いのために送る手紙や品物。《季 冬》
かじむき【家事向き】
1 家事に関する用向き。「—に忙しくて外出できない」 2 家事に適していること。
かじじけん【家事事件】
家庭内の紛争など、家庭に関する事件。家庭裁判所に許可・判断を求める家事審判手続きと、当事者が話し合って解決する家事調停手続きとがある。