上漏り下潤う
上に立つ為政者が恩恵を施せば、人民の生活が潤い豊かになる。
上を学ぶ下
《「礼記」緇衣から》下の者はとかく上に立つ人のまねをするということ。
神ならぬ身
神ではない、能力に限りある人間の身。「—の知る由 (よし) もなし」
神の正面仏のま尻
神棚は正面の高い所に、仏壇は陰に設けよということ。
神は正直の頭に宿る
神は正直な人を守り助けてくれるということ。正直の頭 (こうべ) に神宿る。
神は人の敬うによって威を増す
神は人が尊敬することによって、ますます威光を増す。
神は非礼を受けず
《「論語集解」八佾 (はちいつ) から》礼儀に外れたことを願って祭っても、神は受け入れない。
神は見通し
神はどんなことでも見抜いているので、偽ることはできない。
神も仏もない
慈悲深い神も仏も存在しない。世の無情を嘆いていう言葉。
髪上ぐ
1 髪を結う。「今より以後、男女ことごとくに—・げよ」〈天武紀〉 2 成人した女子が、下げ髪を結い上げる。「橘の照れる長屋に我が率寝 (ゐね) し童女 (うなゐ) 放髪 (はなり) に—・げつらむか」〈万・三八二三〉