ほうていでんせんびょう【法定伝染病】
1 家畜伝染病予防法で指定されている家畜伝染病の通称。監視伝染病の一。家畜法定伝染病。 2 伝染病予防法で定められていた悪性の伝染病(伝染性感染症)。同法では、医師の届け出義務、患者の隔離と強制入院、消毒などが規定されていたが、平成11年(1999)の伝染病予防法廃止、感染症予防法の施行に伴い、人の場合はこの呼称は使用されなくなった。
ほうていとうそう【法廷闘争】
⇒公判闘争
ほうていとくひょうすう【法定得票数】
公職選挙法で定められた、当選人となるために必要な最小限度の得票数。これに達しない候補者は定員内に入っていても当選人になれない。
ほうていはん【法定犯】
行政上の目的のために定められた法規に違反する犯罪。行政犯。→自然犯
ほうていひか【法定比価】
金銀複本位制度において、法律で定めた金と銀との交換比率。
ほうていふくり【法定福利】
法律で企業に義務付けられている福利厚生のこと。雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険・介護保険などの社会保険料のほか、業務災害・通勤災害後3日間の休業を補償する労働基準法上の休業補償、児童手当や児童育成事業の財源となる児童手当拠出金などがこれにあたる。→法定外福利
ほうていぶじょくざい【法廷侮辱罪】
法廷の秩序を維持するための裁判所の命令や措置に違反したり、暴言・暴行を行ったりして、裁判所の権威を傷つける罪。昭和27年(1952)制定の「法廷等の秩序維持に関する法律」が適用される。
ほうていへいか【法定平価】
⇒金平価 (きんへいか)
ほうていりそく【法定利息】
法律の規定によって発生する利息。→約定 (やくじょう) 利息
ほうていりりつ【法定利率】
法律によって定められている利率。民法では年5分、商法では年6分。利率の約定 (やくじょう) のない場合および法定利息に適用される。→約定利率 [補説]平成29年(2017)の法改正により、令和2年(2020)をめどに法定利率は3パーセントに統一され、3年ごとに変動する制度が導入される。