三度笠(さんどがさ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・主が帰って間もない、店の燈許へ、あの縮緬着物を散らかして、扱帯も、襟も引さらげて見ている処へ、三度笠を横っちょで、てしま茣蓙、脚絆穿、草鞋でさっさっと遣って来た、足の高い大男が通りすがりに、じろりと見て、いきなり価をつけて、ずばりと買って、・・・
泉鏡花
「国貞えがく」
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・・・「御茶壺」になるのですナ。 で、其の御茶壺旅行の出来るようになったのは文明の庇陰なのですから、今後はもう「きりをの草鞋」「紺の甲掛け」「三度笠」「桐油合羽」「振り分けにして行李を肩に」なんていう蛮カラ的の事は要せぬようになりまして、男子・・・
幸田露伴
「旅行の今昔」
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