さんかくい【三角藺】
カヤツリグサ科の多年草。高さ50〜90センチ。茎は三角柱。葉は鞘 (さや) 状となり、茎を包む。夏から秋、茎の先に放射状に小花をつける。
さんかくがい【三角貝】
サンカクガイ科の二枚貝の総称。殻は厚く、三角形に近い形をしている。中生代に栄え、トリゴニアはその代表的な仲間で、ジュラ紀・白亜紀の示準化石。現生種がオーストラリア近海に数種知られ、「生きた化石」といわれる。
さんかくかんけい【三角関係】
三人の間の複雑な恋愛関係。
さんかくかんすう【三角関数】
座標の原点Oを中心とする単位円(半径r=1)と、角θ (シータ) が定める動径との交点をP(x,y)とするとき、角θについて、xとyとで表される関数の総称。サイン(正弦関数)・コサイン(余弦関数)・タンジェント(正接関数)・コタンジェント(余接関数)・セカント(正割関数)・コセカント(余割関数)の六つをさす。直角三角形における三角比を一般角に拡張したもの。円関数。
さんかくきん【三角巾】
正方形に切った布を対角線で二つに折り、三角形にした布。包帯その他の救急処置などに用いる。
さんかくきん【三角筋】
肩にある三角形をした筋肉。鎖骨・肩甲骨・上腕骨につき、それらを覆っている。肩の丸みをつくり、上腕を水平まで上げる。
さんかくけい【三角形】
三つの線分で囲まれた多角形。さんかっけい。
さんかくこう【三角江】
潮汐 (ちょうせき) の影響で堆積物 (たいせきぶつ) が沈殿しにくく、河口が浸食されて、漏斗状に開いている地形。港が発達しやすい。セーヌ川・アマゾン川・揚子江などにみられる。
さんかくざ【三角座】
北天の小星座。アンドロメダ座の南東にあり、小さな三角形をつくる。12月中旬の午後8時ごろ南中し、天頂近くに見える。学名(ラテン)Triangulum
さんかくしさ【三角視差】
ある天体から地球の軌道の長半径を見たときの角度。年周視差ともいわれ、天体の距離に反比例する。