さんぶかい【三部会】
フランスの中世末から絶対王権確立期までの身分制議会。聖職者・貴族・平民の三身分の代表者から構成され、全国三部会と地方三部会に分けられる。全国三部会は1615年以降は招集されず、1789年5月に再開され、フランス革命の導火線となった。
さんぶがっしょう【三部合唱】
三つの声部からなる合唱。
さんぶきょう【三部経】
それぞれの立場で最も尊重する経典三部を選んだもの。浄土三部経は、無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経。法華三部経は、無量義経・法華経・観普賢経。大日三部経は、大日経・金剛頂経・蘇悉地 (そしつじ) 経。弥勒 (みろく) 三部経は、上生経・下生経・成仏経。鎮護国家の三部経は、法華経・仁王般若経・金光明最勝王経。
さんぶきょく【三部曲】
三部作の楽曲。
さんぶけいしき【三部形式】
一つの楽曲が三つの楽節からなる形式。同一または類似の第一部分・第三部分の間に、対照的な性格の中間部が置かれることが多い。三部分形式。
さんぶさく【三部作】
三つの独立した部分から成立する一つの作品。ダンテの「神曲」における「地獄編」「煉獄編」「天国編」など。また、一貫した主題や筋によって相互に関連をもつ三つの作品。夏目漱石の「三四郎」「それから」「門」など。
さんぶしんとう【三部神道】
神道で、吉田神道・両部神道・本迹 (ほんじゃく) 縁起神道の称。三家神道。
さんぶほんしょ【三部本書】
日本の古代を記した旧事紀 (くじき) ・古事記・日本書紀の3書。吉田神道でいう。