ちゅうせいぶんがく【中世文学】
中世の文学。 1 鎌倉時代・室町時代に書かれた文学。平安時代の文学様式のほか、新たに軍記物語・連歌・謡曲・狂言・御伽 (おとぎ) 草子などを成立させ、幽玄・有心 (うしん) などの美的理念や文学理論を生み出した。 2 欧州で、ローマ帝国の分裂からルネサンスに至る文学。初期にはラテン語で書かれた各種年代記や聖者伝があり、12、3世紀には分化した各民族に対応して英雄叙事詩が成立する一方、封建諸侯の庇護 (ひご) のもとに宮廷文学が栄え、末期には新興市民階級の台頭によって合理的精神・批判精神が生まれるなかで風刺文学や喜劇が盛んになった。
ちゅうせいローマていこく【中世ローマ帝国】
⇒ローマ帝国
ちゅうせいし【中世史】
中世の歴史。→中世