じぜんうんどう【事前運動】
物事を起こす前に、準備のために活動すること。特に、立候補の届け出前に行われる選挙運動。公職選挙法で禁止されている。
じぜんしゅうわいざい【事前収賄罪】
公務員になる予定の者が、就任後に担当する職務に関する請託を受けて賄賂を受け取ったり、その要求・約束をしたりする罪。実際に公務員になった場合に成立する。刑法第197条の第2項が禁じ、5年以下の懲役に処せられる。→事後収賄罪
じぜんきょうぎせいど【事前協議制度】
1 物事を円滑に遂行するために、関係者が事前に話し合いを行う制度。 2 在日米軍が日本国内で装備や施設等に重大な変更を加える場合に、日米両国が前もって協議を行う制度。昭和35年(1960)の日米安保条約改定時に同条約および交換公文により盛り込まれた。 [補説]核兵器を搭載した米艦船・航空機の日本への進入・通過を「装備における重要な変更」として事前協議の対象とするかどうか、日米政府は解釈の相違をあいまいにしたまま日米安保条約を改定していたことから、両国政府間に核搭載艦船の寄港等を容認する暗黙の合意が成立していたことが指摘されている。→核持込み密約
じぜんちょうせいがたはたん【事前調整型破綻】
再建型の破産手続きの一。日本の民事再生法や米国の連邦破産法11条など、再建を前提とした法的処理に着手する前に、利害関係者が再建策を取りまとめておくもの。
じぜんきょうゆうかぎ【事前共有鍵】
⇒ピー‐エス‐ケー(PSK)1
じぜんきょうゆうキー【事前共有キー】
⇒ピー‐エス‐ケー(PSK)1
じぜんしじしょ【事前指示書】
自分で意志を決定・表明できない状態になったときに自分に対して行われる医療行為について、あらかじめ要望を明記しておく文書。DNR、リビングウイル、医療判断代理委任状などがある。アドバンスディレクティブ。AD(advance directives)。
じぜんぼうさい【事前防災】
災害の発生を想定した上で、それによる人的・経済的被害を軽減するために未然に対策を講じること。
じぜんふっこう【事前復興】
大規模な災害が起こる前に、発生し得る事態を想定し、発災後の応急対応や復旧・復興に必要な体制をあらかじめ整備・構築しておくこと。
じぜんかくていうんちん【事前確定運賃】
配車アプリ等でタクシーを予約した際に、乗車前に決まる運賃。利用者が入力した乗車地と降車地の間の走行距離や予測される所要時間をもとに算出される。令和元年(2019)10月導入。