ふたつどうぐ【二つ道具】
江戸時代、大名行列の先頭などに立てた2本一対の槍。二本道具。
ふたつどもえ【二つ巴】
紋所の名。巴の渦を二つ組み合わせたもの。
ふたつどり【二つ取り】
二つのうちから一つを選び取ること。「わたしなら—は伴内さ」〈滑・浮世風呂・二〉
ふたつな【二つ名】
本名以外の呼び方。異名。別名。また、あだ名。
ふたつのうみ【二つの海】
生と死のある苦しい現世。「生き死にの—を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも」〈万・三八四九〉
ふたつのみち【二つの道】
1 忠と孝の道。「とにかくに—を思ふこそ世につかふるも苦しかりけり」〈続後拾遺・雑中〉 2 《白居易「秦中吟」議婚から》豊家の女の行いと、貧家の女の行い。「わが—歌ふを聴け」〈源・帚木〉
ふたつひきりょう【二つ引(き)両】
《「ふたつびきりょう」とも》紋所の名。輪の中に横に2本の線のあるもの。足利氏の家紋。
ふたつへんじ【二つ返事】
1 「はい」を二つ重ねて返事をすること。 2 気持ちよく、すぐに承諾すること。「—で引き受ける」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「二つ返事」と「一つ返事」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次のような結果が出た。 平成23年度調査令和2年度調査二つ返事(本来の言い方とされる)42.9パーセント52.4パーセント一つ返事(本来の言い方ではない)46.4パーセント37.4パーセント
ふたつまゆ【二つ繭】
「二籠 (ふたご) もり2」に同じ。
ふたつめ【二つ目】
1 順番の2番目。また、そのもの。 2 《寄席で前座の次に演じたところから》落語家の格付けの一。前座の一つ上。 3 「二立目 (ふたたてめ) 」に同じ。