信女(しんにょ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 碑の面の戒名は、信士とも信女とも、苔に埋れて見えないが、三つ蔦の紋所が、その葉の落ちたように寂しく顕われて、線香の消残った台石に――田沢氏――と仄に読まれた。「は、は、修行者のように言わっしゃる、御遠方からでがんすかの、東京からな・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
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・・・が、何々院――信女でなく、ごめんを被ろう。その、お母さんの墓へお参りをするのに、何だって、私がきまりが悪いんだろう。第一そのために来たんじゃないか。」「……それはご遠慮は申しませんの。母の許へお参りをして下さいますのは分っていますけれど・・・
泉鏡花
「縷紅新草」
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