こうきょうざい【公共財】
各個人が共同で消費し、対価を支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費が妨げられない財・サービス。通常、国など公共部門によって提供される公園・一般道路・消防・警察など。
こうきょうじぎょう【公共事業】
国または地方公共団体が公共の利益や福祉のために行う事業。学校・図書館・公園・病院の建設、道路・港湾・上下水道の整備、河川の改修などの事業。
こうきょうじぎょうさいひょうかせいど【公共事業再評価制度】
公共事業の予算が承認されてから一定期間を経ても未着手または未完成となっている場合、各都道府県が公共事業の継続・休止・中止を判断する制度。地方整備局や都道府県が第三者委員会に諮問し、答申を受けて最終判断を行う。時間の経過にともない、社会状況や住民の要望が変化し、公共事業の意義が低下することがあるため、事業の必要性を再評価し、無駄な公共事業を削減する目的がある。時のアセスメント。→事業再評価監視委員会
こうきょうじぎょうひょうかかんしいいんかい【公共事業評価監視委員会】
⇒事業再評価監視委員会
こうきょうしょくぎょうあんていじょ【公共職業安定所】
厚生労働省の地方支分部局の一。職業安定法に基づき、都道府県労働局長の指揮監督のもとに、職業紹介・職業指導・失業給付などに関する事務を無料で行う国の行政機関。職安。職業安定所。ハローワーク。
こうきょうしん【公共心】
公共のためを思う心。社会一般の利益を図ろうとする精神。「—を養う」
こうきょうせい【公共性】
広く社会一般の利害にかかわる性質。また、その度合い。「—の高い鉄道事業」
こうきょうだんたい【公共団体】
国の監督のもとに公共的な目的を遂行するための団体。地方公共団体・公共組合・営造物法人の3種がある。公法人。
こうきょうとうし【公共投資】
政府部門による投資。国の一般会計、地方公共団体の普通会計、特別会計のうちの非収益的事業にかかわる行政投資と、地方公営企業などや国・地方公共団体の収益的事業にかかわる産業投資とがある。狭義には前者のみをいうこともある。
こうきょうのふくし【公共の福祉】
社会全体に共通する幸福・利益。基本的人権と矛盾することがあり、その調和が問題とされる。