いずもおおやしろきょう【出雲大社教】
教派神道の一。明治15年(1882)、出雲神社の大宮司千家尊福 (せんけたかとみ) が出雲大社敬神講 (いずもたいしゃけいしんこう) をもとにして組織した宗教。初め、大社 (たいしゃ) 教と称したが、昭和26年(1951)現名称に改めた。本部は島根県出雲市大社町杵築東。
いずもかぐら【出雲神楽】
神楽の分類の一。出雲の佐太神社の神楽の様式が広まったもので、中国・九州地方を中心に全国に分布。ふつう採物 (とりもの) の舞と、神話などを脚色した演劇風の舞からなる。出雲流神楽。
いずもぐつわ【出雲轡】
くつわの一。鏡板 (かがみいた) の部分を十字形に彫り透かしたもの。十文字轡。名は、平安末期、出雲守宗介の創案によるからとも、出雲国で作られたからともいう。
いずもごと【出雲琴】
⇒八雲琴 (やくもごと)
いずもし【出雲市】
⇒出雲
いずもたいしゃ【出雲大社】
島根県出雲市大社町杵築東にある神社。正称は「いずもおおやしろ」。旧官幣大社。主祭神は大国主命 (おおくにぬしのみこと) 。他に五神を祭る。創建は神代と伝えられ、日本最古の神社の一。農業や縁結びの神として信仰される。本殿は国宝で大社造りの典型。天日隅宮 (あまのひすみのみや) 。杵築大社 (きつきのおおやしろ) 。いずものおおやしろ。
いずものおくに【出雲阿国】
阿国歌舞伎の創始者。出雲大社の巫女 (みこ) の出身で、慶長(1596〜1615)ころ京に上り歌舞伎踊りを始めたという。歌舞伎の祖とされる。生没年未詳。 [補説]書名別項。→出雲の阿国
いずものかみ【出雲の神】
出雲大社の祭神、大国主命 (おおくにぬしのみこと) 。 《毎年陰暦10月、全国の神々が出雲に集まり、男女の縁を結ぶという俗信から》男女間の縁結びの神。
いずものくにふどき【出雲国風土記】
奈良時代の地誌。1巻。出雲臣広島編。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一つで、天平5年(733)成立。出雲地方の地勢・地名・物産・伝説などを記す。現存風土記中唯一の完本。出雲風土記。
いずもぶし【出雲節】
江戸末期、出雲国安来 (やすぎ) で発生した民謡。海路、日本海沿岸および九州地方にまで伝わった。博多節・安来節などの源流とされる。