こうじょうあきんど【口上商人】
江戸時代、盛り場の路傍で、巧みな弁舌で人を集め、品物を売る商人。
こうじょういい【口上言い】
興行場などで、口上3を述べる人。口上人。
こうじょうがき【口上書(き)】
1 口頭で述べることの趣旨や次第を文章にしたもの。口上。 2 江戸時代、裁判などに関する口頭の供述を筆録したもの。特に武士・僧侶・神官などの場合に限っていった。→口書 (くちが) き
こうじょうかんばん【口上看板】
歌舞伎などで、座元の口上を記した看板。上演狂言の由来説明や、俳優の出勤・欠勤などの事情説明などに用いた。
こうじょうしょ【口上書】
外交文書の一。相手国に対してある意向を伝えるため、口頭で述べる代わりに文書にして渡すもの。
こうじょうちゃばん【口上茶番】
身振りを入れず、座ったまま、せりふだけで演じるこっけいな茶番。→茶番2
こうじょうにん【口上人】
「口上言い」に同じ。
こうじょうぶれ【口上触れ】
歌舞伎で、頭取がこれから口上が始まることを触れること。また、浄瑠璃の所作事を演じる前に、舞台でその役割や演奏者名を読み上げること。浄瑠璃触れ。