出典:gooニュース
1票の格差、全16件で「合憲」 判決出そろい最高裁審理へ
高裁判決のうち合憲が9件、「違憲状態」が7件と評価が分かれた前回と対照的に16件全てで同じ判断が示された。 原告側によると1票の格差訴訟で高裁判決が全て合憲でそろったのは初めてだ。7日の判決後に記者会見した代理人の升永英俊弁護士は「人口比例選挙を求める主張に対して何一つ判断していない。残念だ」と述べた。
高裁判決、全て「合憲」=昨年衆院選「1票の格差」―最高裁が判断へ
全ての判決が「合憲」と判断し、請求を退けた。 16件目となった福岡高裁の新谷晋司裁判長は同日、「投票価値の平等の要求に反するとは言えない」と指摘した。今後、原告側の上告を受けて最高裁が審理する見通しで、判断が注目される。 昨年衆院選は人口比をより正確に反映できるとされる「アダムズ方式」が初めて適用された。
昨年衆院選1票の格差「合憲」 福岡高裁、16件全て同じ判断に
最大2.06倍の「1票の格差」を是正せず、人口比例に基づかない区割りで実施した昨年10月の衆院選は憲法違反だとして、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分各県の有権者が選挙無効を求めた訴訟の判決で福岡高裁(新谷晋司裁判長)は7日、「合憲」と判断し無効請求を棄却した。全国14の高裁・支部に計16件起こされた訴訟の最後の判決で、全て合憲の判断となった。 今後、最高裁が判断を示す見通し。
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