だいじんかんぼう【大臣官房】
各省大臣に直属し、機密に関する事項・財政・人事・文書管理などの事務を取り扱う部局。
だいじんきはん【大臣規範】
《「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」の通称》国務大臣・副大臣・大臣政務官の倫理基準と職務について定めたもの。平成13年(2001)に閣議決定された。営利企業の役職員との兼職を禁じ、有価証券・不動産等の取引などの自粛を求めている。
だいじんけ【大臣家】
摂関家 (せっかんけ) ・清華家 (せいがけ) に次ぐ家柄。太政大臣にのぼる資格をもつが、近衛大将を兼任できない。藤原氏の正親町 (おおぎまち) 三条・三条西、源氏の中院 (なかのいん) の三家。
だいじんせいむかん【大臣政務官】
各省と内閣府に置かれる特別職の国家公務員の一つ。平成13年(2001)に政務次官が廃止され、副大臣とともに設置された。省府ごとに1〜3人が主に国会議員から充てられる。副大臣が大臣の職務全般を助けるのに対し、大臣政務官は特定の担当分野を持つ。政務官。
だいじんのたいきょう【大臣の大饗】
平安時代、毎年正月、または新たに大臣に任じられたとき、大臣が親王・公卿・殿上人などを招いて催した大規模な宴会。大臣家の大饗。
だいじんばしら【大臣柱】
1 能舞台で、正面の向かって右手前にある柱。ワキ座の側にあるので、脇柱ともいう。 2 歌舞伎舞台で、向かって右側にある柱。のちにはこれに対する左側の柱も併称。
だいじんめし【大臣召】
平安時代、大臣に任ずるために天皇がその人を宮中に召すこと。また、大臣任命の儀式。
だいじんせっしょう【大臣折衝】
ある省庁の大臣が他省庁の大臣等と交渉をすること。特に、国の予算編成の最終段階で、各省庁の大臣が財務大臣と議論し、調整を行うこと。閣僚折衝。
だいじんほさかん【大臣補佐官】
政務や、特定の政策の企画・立案に関して、府省の大臣を補佐する、特別職の公務員。各省に1人ずつ、内閣府は6人まで置くことができる。平成26年(2014)導入。民間の専門家、学識経験者、国会議員などが充てられる。