しゅうきょうおんがく【宗教音楽】
1 宗教儀式に伴って発達した音楽。キリスト教のグレゴリオ聖歌・ミサ曲、仏教の声明 (しょうみょう) など。 2 宗教的題材による演奏会用音楽。レクイエムやオラトリオなど。
しゅうきょうか【宗教家】
1 教義を修得したり修行を積んだりして、布教活動や教団・施設の管轄などを務めとする人。 2 宗教に深い知識を持ち、信仰のあつい人。
しゅうきょうが【宗教画】
宗教上の目的で描かれた絵画。礼拝図像や、宗教に関連した人物・事跡・伝説などを題材としたもの。
しゅうきょうかいかく【宗教改革】
1 教団や信仰共同体の教義・組織を改革したり、その本源に復帰することによって再形成を図ろうとしたりすること。 2 16世紀のヨーロッパで展開された一連のキリスト教改革運動。1517年、ルターが「九五か条の意見書」を発表し、信仰のよりどころを聖書にのみ求めてローマ教皇の免罪符販売と教会の腐敗とを攻撃したことに始まり、たちまち全ヨーロッパに波及して、多くの紛争をひき起こした。 [補説]曲名別項。→宗教改革
しゅうきょうかいぎ【宗教会議】
⇒公会議 (こうかいぎ)
しゅうきょうがく【宗教学】
宗教現象を客観的に研究し、宗教一般の本質や構造に迫ることを目的とする学問。ヨーロッパでは19世紀、日本では20世紀になって本格的な研究が始まった。宗教心理学・宗教社会学・宗教民族学・宗教史・宗教哲学などの分野がある。
しゅうきょうかつどう【宗教活動】
宗教的理念・動機に基づく活動。布教・伝道や宗教的な意味を帯びる社会福祉活動など。
しゅうきょうきしだん【宗教騎士団】
十字軍時代に、騎士道精神と修道院精神との結合を目ざし、聖地巡礼の守護を主任務として結成された修道会。テンプル騎士団・ヨハネ騎士団・ドイツ騎士団などがあり、対異教徒戦や辺地の開拓に活躍した。騎士修道会。
しゅうきょうきょういく【宗教教育】
宗教的情操や信仰心を養うことを目的とする教育。日本の場合、国公立学校が特定の宗派の宗教教育を行うことを禁止しているが、私立学校では自由参加の形態でこれを行うことを認められている。
しゅうきょうぎれい【宗教儀礼】
信仰対象とのかかわり合いを集団的規模で、一定の形式に従って行う宗教的行為。礼拝・祈祷 (きとう) など種々の儀式を含む。