封書(ふうしょ)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・逓信院では、ハガキ二十五銭、封書五十銭の値上げを考えているのである。理由は多額となった支出をまかなってゆくためであるとされている。 逓信従業員たち、国鉄の働く人々の生活の実体は、何たる悲劇的めいたものとなるだろう。勤めている男女の従業員・・・
宮本百合子
「私たちの建設」
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・・・ 受け取った封書を持って、行燈の前にすわった三右衛門は、先ず燈心の花を落して掻き立てた。そして懐から鼻紙袋を出して、その中の眼鏡を取って懸けた。さて上書を改めたが、伜宇平の手でもなければ、女房の手でもない。ちょいと首を傾けたが、宛名には・・・
森鴎外
「護持院原の敵討」
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