形而下(けいじか)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・私は形而下的にも四肢を充分にのばして、そうして、今のこの私の豊沃を、いったい、誰に教えてあげようか、保田與重郎氏は涙さえ浮べて、なんどもなんども首肯いて呉れるだろう。保田のそのうしろ姿を思えば、こんどは私が泣きたくなって、 ――だんだん・・・
太宰治
「狂言の神」
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・・・もちろん形而下の変化はありますけれども、形而上の気質に於いて、この都会は相変らずです。馬鹿は死ななきゃ、なおらないというような感じです。もう少し、変ってくれてもよい、いや、変るべきだとさえ思われました。」 と私は田舎の或るひとに書いて送・・・
太宰治
「メリイクリスマス」
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