御面相(ごめんそう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・――わけて、御女体、それはもう、端麗微妙の御面相でなければあいなりません。――……てまいただ、力、力が、腕、腕がござりましょうか、いかがかと存じまするのみでして、は、はい。」 樹島は、ただ一目散に停車場へ駈つけて、一いきに東京へ遁げかえ・・・
泉鏡花
「夫人利生記」
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・・・今時の女学校出身の誰々さんのように、夫の留守に新聞雑誌記者の訪問をこれ幸い、有難からぬ御面相の写真まで取出して「わらわの家庭」談などおっぱじめるような事は決してない。かく口汚く罵るものの先生は何も新しい女権主義を根本から否定しているためでは・・・
永井荷風
「妾宅」
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