しがきよし【志賀潔】
[1871〜1957]細菌学者。宮城の生まれ。伝染病研究所、北里柴三郎所長のもとで研究。明治31年(1898)志賀菌(志賀赤痢菌)を発見。ドイツに留学してエールリヒのもとで研究し、世界初の結核治療ワクチンを発表。昭和19年(1944)文化勲章受章。
しがきん【志賀菌】
志賀潔が発見した、赤痢菌 (せきりきん) の一種。
しがしげたか【志賀重昂】
[1863〜1927]地理学者。愛知の生まれ。号、矧川 (しんせん) 。三宅雪嶺らとともに国粋主義を主張、雑誌「日本人」を発行。諸外国を巡遊。著「南洋時事」「日本風景論」「世界山水図説」など。
しがなおや【志賀直哉】
[1883〜1971]小説家。宮城の生まれ。武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。強烈な自我意識と簡潔・明晰 (めいせき) な文体によるリアリズム文学の傑作を書いた。文化勲章受章。小説「城の崎にて」「和解」「暗夜行路」「灰色の月」など。 本多秋五によるの評論。平成2年(1990)、上下2冊の新書で刊行。著者は本作により第32回毎日芸術賞を受賞。