明礬(みょうばん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と怒りながらも、まじないに、屋根瓦にへばりついている猫の糞と明礬を煎じてこっそり飲ませたところ効目があったので、こんどもそれだと思って、黙って味噌汁の中に入れると、柳吉は啜ってみて、変な顔をしたが、それと気付かず、味の妙なのは病気のせいだと・・・
織田作之助
「夫婦善哉」
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・・・流石に信濃の国なれば、鮒をかしらにはあらざりけり、屋背の渓川は魚栖まず、ところのものは明礬多ければなりという。いわなの居る河は鳳山亭より左に下りたる処なり。そこへ往かんとて菅笠いただき草鞋はきて出でたつ。車前草おい重りたる細径を下りゆきて、・・・
森鴎外
「みちの記」
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