未申/坤(ひつじさる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・以前はこれが一面の目を驚かすものだったが、何の年かの大地震に、坤軸を覆して、左右へ裂けたのだそうである。 またこの石を、城下のものは一口に呼んで巨石とも言う。 石の左右に、この松並木の中にも、形の丈の最も勝れた松が二株あって、海に寄・・・
泉鏡花
「瓜の涙」
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・・・脚気を気にする男は、指を立てて坤の方をさして「あちらだ」と云う。鉄牛寺の本堂の上あたりでククー、ククー。「一声でほととぎすだと覚る。二声で好い声だと思うた」と再び床柱に倚りながら嬉しそうに云う。この髯男は杜鵑を生れて初めて聞いたと見える・・・
夏目漱石
「一夜」
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