やながわけんぎょう【柳川検校】
[?〜1680]江戸前期の地歌の演奏家・作曲家。柳川流の創始者。大坂の人。地歌三味線の名手として京都で活躍。三味線組歌の破手 (はで) 組を作曲したといわれる。
やながわし【柳川市】
⇒柳川
やながわしゅんよう【柳川春葉】
[1877〜1918]小説家。東京の生まれ。本名、専之 (つらゆき) 。尾崎紅葉門下の四天王の一人。作「錦木」「生 (な) さぬ仲」など。
やながわなべ【柳川鍋】
背開きにしたドジョウを、浅い鍋にささがきゴボウを敷いた上に並べ、味付けして煮て、卵を流し込んでとじた料理。名称は、江戸末期に売りだした店の屋号からとも、柳川焼の土鍋を使ったからともいう。《季 夏》
やながわやき【柳川焼】
福岡県柳川産の土器。慶長年間(1596〜1615)の創始で、茶人に愛好される。蒲池焼 (かまちやき) 。
やながわりゅう【柳川流】
地歌の流派の一。寛永年間(1624〜1644)京都で柳川検校が創始。大坂を中心に興った野川流と相対して現在に至る。