極熱(ごくねち)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 炎暑、極熱のための疲労には、みめよき女房の面が赤馬の顔に見えたと言う、むかし武士の話がある。……霜が枝に咲くように、汗――が幻を描いたのかも知れない。が、何故か、私は、……実を言えば、雀の宿にともなわれたような思いがするのである。・・・
泉鏡花
「二、三羽――十二、三羽」
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・・・其性極熱。常能飲縮。百川所流無量大水。故大海無有増減。とある。大洋特に赤道下の大洋における蒸発作用の旺盛な有様を「詩」で云い現わしたと思えば、うまい云い方である。
寺田寅彦
「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
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