活殺(かっさつ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・これでも芭蕉のは活殺自由のヴァイオリンの感じがあり、凡兆は中音域を往来するセロ、去来にはどこか理知的常識的なピアノの趣がなくはない。 しかしこういう見立てのようなことはもちろん見る人によっていろいろちがいうるものであり、なんら絶対普遍的・・・
寺田寅彦
「連句雑俎」
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・・・わが見るは動く世ならず、動く世を動かぬ物の助にて、よそながら窺う世なり。活殺生死の乾坤を定裏に拈出して、五彩の色相を静中に描く世なり。かく観ずればこの女の運命もあながちに嘆くべきにあらぬを、シャロットの女は何に心を躁がして窓の外なる下界を見・・・
夏目漱石
「薤露行」
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