かいようおせんぼうしほう【海洋汚染防止法】
《「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」の略称》船舶の油・廃棄物の排出などによる海水汚染や海上災害を防止するための法律。昭和46年(1971)施行。海防法。
かいようおんどさはつでん【海洋温度差発電】
海水の、暖かい表層水と冷たい深層水の温度差を利用した発電。OTEC(ocean thermal energy conversion)。オテック。→温度差発電
かいようがく【海洋学】
海洋の自然現象などを研究する学問。海洋物理学・海洋化学・海洋生物学・海洋地質学など。海洋科学。
かいようかんそく【海洋観測】
海洋における諸現象や状態についての情報を得るための観測。
かいようきしょうだい【海洋気象台】
気象庁にあった地方機関。函館・神戸・舞鶴・長崎に設置され、海上気象・海流・潮汐 (ちょうせき) ・水温などの観測、気象・海象予報などを行った。平成25年(2013)に改廃。 [補説]函館・神戸・長崎の各海洋気象台は地方気象台に改組され、海洋気象業務は札幌・大阪・福岡の各管区気象台に移管。舞鶴海洋気象台は廃止され、日本海海洋気象センターが設置された。
かいようきだん【海洋気団】
海洋上で発生する気団。多湿なのが特徴で、オホーツク海気団のような海洋性寒帯気団、小笠原気団のような海洋性熱帯気団などがある。海洋性気団。→大陸気団
かいようけんきゅうかいはつきこう【海洋研究開発機構】
文部科学省所管の国立研究開発法人。平成16年(2004)に海洋科学技術センターから独立行政法人に移行し、現在の名称となる。海洋・深海・大陸棚の調査から地球物理学を研究する。JAMSTC (ジャムステック) (Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology)。
かいようこく【海洋国】
⇒海洋国家
かいようさいきん【海洋細菌】
海中に生息する細菌。魚やプランクトンの死骸など有機物を炭素・窒素・燐などに分解する。また、自身が原生動物などの餌となる。
かいようじゆう【海洋自由】
海洋全般にわたって、いずれの国の船舶も自由に航行できるとする説。17世紀初頭オランダのグロティウスが主張。領海を除いた公海の自由を認める考え方として定着している。