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・・・それにもかかわらず、右翼日和見主義者とその眷族調停派たちは、自身の誤謬を固執し、作家同盟の一部の同志は、同志小林の指導的批判に対していささかも科学的根拠のないデマゴギー的漫罵をわめきたてさえしたのである。 同志小林の克己と努力とは遂にそ・・・
宮本百合子
「同志小林の業績の評価に寄せて」
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・・・ 漫罵の代りに、真面目な、本質的な反駁をやる訳にはゆかんのか?」 その一夜から五十年近く経った今日顧れば、ゴーリキイの参加したこの空屋での会合、読まれたプレハーノフの論文「我等の意見の対立」こそ、ロシアの民衆の歴史にとって画期的な内容を・・・
宮本百合子
「マクシム・ゴーリキイの伝記」