えんしょうせいちょうしっかん【炎症性腸疾患】
腸管に繰り返し炎症を起こす難病の総称。長期間にわたって下痢や血便が続く。潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病など。原因は不明で根治的治療法は確立されていない。IBD(inflammatory bowel disease)。 [補説]潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病は国の指定難病となっている。
えんしょうはんのう【炎症反応】
体内に細菌やウイルスなどの異物が入ったときに生じる、生体の防御反応。免疫応答によって異物を排除し、侵襲を受けた細胞を分解したり、元通りにしたりする。これら一連の反応にともなって、発熱や疼痛 (とうつう) などが引き起こされる。
えんしょうかれい【炎症加齢】
⇒インフラメージング
えんしょうせいサイトカイン【炎症性サイトカイン】
生体内で炎症反応を促進させるサイトカイン。免疫に関与し、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退する。マクロファージやリンパ球などさまざまな細胞から放出され、発熱や疼痛などの原因となる。腫瘍壊死因子・インターロイキン・インターフェロンなどがある。