てりはきょうげん【照葉狂言】
《「てには俄狂言」の音変化とも、照葉という女性が創始したからともいう》江戸末期から明治中期まで行われた寄席演芸。能や狂言に歌舞伎や俄 (にわか) を交え、手踊り・俗謡などを取り入れたもの。女役者だけで演じることが多く、衣装は素襖 (すおう) や裃 (かみしも) を用い、囃子 (はやし) には三味線を加えた。てるは狂言。 [補説]書名別項。→照葉狂言
てりはのいばら【照葉野茨】
バラ科の落葉低木。海岸沿いに生える。茎は地をはい、とげをもつ。葉は楕円形の小葉からなる複葉でつやがある。6月ごろ、白い5弁花が咲き、秋に赤い卵球形の実を結ぶ。
てりはぼく【照葉木】
テリハボク科の常緑高木。海岸に生え、高さ約20メートル。葉は長楕円形、堅い革質で光沢がある。花は白色。小笠原・沖縄諸島などに分布。防風林とし、材はマホガニーの代用にする。