猫に鰹節
猫のそばに、その好物の鰹節を置くこと。油断できないこと、危険であることのたとえ。
猫に小判
貴重なものを与えても、本人にはその値うちがわからないことのたとえ。
猫に木天蓼お女郎に小判
大好物のたとえ。また、非常に効き目があることのたとえ。
猫の首に鈴を付ける
《猫に仲間を捕られる鼠 (ねずみ) たちが集まって相談し、猫の首に鈴をつけることにしたが、実行する鼠はいなかったという西洋の寓話から》いざ実行となると、引き受け手のない至難なことのたとえ。
猫の子一匹いない
人が全くいないたとえ。「—夜の官庁街」
猫の子を貰うよう
猫の子をもらうときのように、縁組みが手軽に行われるようす。
猫の手も借りたい
非常に忙しく手不足で、どんな手伝いでもほしいことのたとえ。
猫も杓子も
だれもかれも。なにもかも。「当節は—海外旅行をする」
猫を被る
うわべをおとなしく見せかける。「入社当時は—・ってしとやかそうだった」
猫を殺せば七代祟る
猫は執念深い魔性の動物であり、殺すと子々孫々までたたるという俗説。