たなかよしき【田中芳樹】
[1952〜 ]SF作家。熊本の生まれ。本名、美樹 (よしき) 。スペースオペラ「銀河英雄伝説」シリーズ、ファンタジー「アルスラーン戦記」シリーズ、中国の古代神話をもとに描く「創竜伝」シリーズなどで知られる。他に「タイタニア」「風よ、万里を翔 (か) けよ」など。
たなかは【田中派】
自由民主党にあった派閥の一。七日会・木曜クラブなどの昭和47年(1972)から同62年(1987)における通称。同47年に田中角栄らが佐藤派の大多数を率いて独立。田中は直後に首相に就任し、自派を七日会と称した(同55年からは木曜クラブ)。田中の首相退任後も拡大を続け、大平・鈴木・中曽根内閣など他派の首相の政権にも絶大な影響力を行使した。のちの平成研究会につながる。→竹下派 [補説]田中の死後も、利益誘導・開発重視・金権政治などの代名詞として「田中派政治」といった言葉が使われている。また、田中自身が田中派会長を務めたことはない。
たなかしんや【田中慎弥】
[1972〜 ]小説家。山口の生まれ。平成17年(2005)「冷たい水の羊」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。「共喰い」で芥川賞受賞。他に「図書準備室」「蛹 (さなぎ) 」など。