矢先(やさき)
の例文・使い方・用例・文例(21)
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・・・今朝忍藻がいなくなッた心配の矢先へこの凶音が伝わッたのにはさすが心を乱されてしまッた。今はその口から愚痴ばかりが出立する。「ちぇイ主を……主たちを……ああ忍藻が心苦しめたも、虫…虫が知らせたか。大聖威怒王も、ちぇイ日ごろの信心を……おの・・・
山田美妙
「武蔵野」
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