せきたんえきか【石炭液化】
石炭を適当な方法で分解し油状にすること。高温高圧で石炭に水素を作用させる方法などがある。
せきたんかがく【石炭化学】
石炭の性質・構造などの研究や、石炭を原料とする各種工業製品を作る研究など、石炭に関係する諸化学の総称。
せきたんかがくこうぎょう【石炭化学工業】
石炭を原料とし、石炭ガス・ガス液・タール・コークスなどを取り出し、これらから各種化学製品を製造する化学工業。
せきたんガス【石炭ガス】
石炭の高温乾留によって得られるガス。成分はふつう水素約50パーセント、メタン約30パーセント、一酸化炭素約8パーセントなどからなり、精製して燃料に使用。
せきたんがら【石炭殻】
石炭を燃やしたあとに残るかす。
せきたんかんりゅう【石炭乾留】
空気を断って石炭を加熱分解し、石炭ガス・ガス液・コールタール・コークスなどを得ること。
せきたんき【石炭紀】
《Carboniferous period》地質時代の区分の一。古生代の5番目の紀で、デボン紀のあとの時代。3億6700万年前から2億8900万年前まで。ヨーロッパ・ロシア・北アメリカではこの時代の地層に石炭を多量に含む。巨大なシダ植物が大森林を形成し、両生類が栄え、爬虫類・昆虫類が出現。海中では珊瑚 (さんご) ・紡錘虫などが栄えた。
せきたんけい【石炭系】
石炭紀に形成された地層。
せきたんさん【石炭酸】
⇒フェノール
せきたんさんじゅし【石炭酸樹脂】
⇒フェノール樹脂