むすびとうだい【結び灯台】
3本の丸棒をひもで結び、上下を開いて立て、上に油皿を置いて火をともすもの。宮中での夜間公事などに際して用いられた。竹の灯火 (ともしび) 。
むすびのかみ【結びの神】
《「産霊 (むすひ) の神」の「むすひ」を、「結び」と関連づけたところから生じた語》男女の仲を取りもつ神。縁結びの神。転じて、仲人のこと。むすぶのかみ。
むすびばな【結び花】
糸を花の形に結んだもの。昔、衣服・調度などの装飾に用いられた。
むすびひも【結び紐】
1 より合わせて作ったひも。 2 衣服の合わせ目や箱の結び目につけられたひも。
むすびぶくろ【結び袋】
糸で編んだ袋。また、口をひもで結んで閉じる袋とも。「ぬさを—に入れてつかはすとて」〈拾遺・雑上・詞書〉
むすびぶみ【結び文】
「結び状」に同じ。
むすびまつ【結び松】
行路の無事を祈ったり誓いを立てたりしたしるしに、松の小枝を結ぶこと。また、その松。「磐代 (いはしろ) の野中に立てる—心も解けず古 (いにしへ) 思ほゆ」〈万・一四四〉
むすびめ【結び目】
ひもなどを結び合わせるところ。ゆいめ。
むすびのいちばん【結びの一番】
大相撲の興行期間中、各日の幕内最後の取り組みのこと。「千秋楽—」