ひぜんざ【肥前座】
江戸の人形浄瑠璃劇場。杉山(江戸)肥前掾 (ひぜんのじょう) が寛文(1661〜1673)から貞享(1684〜1688)ごろに江戸堺町で興行したものと、豊竹肥前掾が元文(1736〜1741)から天明(1781〜1789)まで堺町で興行したものとがある。
ひぜんぶし【肥前節】
1 古浄瑠璃の一。杉山丹後掾 (たんごのじょう) の子の杉山肥前掾が江戸で語ったもので、寛文(1661〜1673)ごろに流行。 2 歌舞伎下座音楽の一。1を模倣した合方 (あいかた) 。大鼓・小鼓を伴い、時代物で武将の物語などの伴奏として用いる。
ひぜんふどき【肥前風土記】
奈良時代の肥前国の地誌。1巻。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一。肥前国風土記。
ひぜんもの【肥前物】
肥前の刀工、忠吉 (ただよし) 一家およびその門人が鍛えた新刀の総称。
ひぜんのくに【肥前国】
⇒肥前
ひぜんかしまひがた【肥前鹿島干潟】
佐賀県鹿島市にある干潟。有明海に流れ込む塩田川・鹿島川の河口に位置する。シギ・チドリなど渡り鳥の中継地および越冬地。平成27年(2015)ラムサール条約に登録された。