[補説]衆議院選挙の
選挙人名簿を
使用して無作為に選ばれた候補者の中から、裁判所の選任手続きを経て
選任される。
原則として
辞退できないが、70歳以上の高齢者や学生のほか、重い病気やけが、
育児・
介護など家庭の
事情、
妊娠や
出産への立ち会い、事業に著しい
損害を生じるおそれがある、など一定のやむを得ない
理由がある
場合は
辞退できる。裁判員は
最大で6名が選ばれ、
法廷では
裁判官の左右に3名ずつ座り、
被告や
証人に直接質問することもできる。
審理後、
別室で裁判官とともに
評議し、
有罪・
無罪、および
量刑を
判断する。
意見が分かれた
場合は多数決で決めるが、被告人に不利益な
判断をする
場合は、裁判官1名以上の
賛成が
必要となる。
守秘義務があり、他の裁判員の氏名や
評議の
内容などを明かすことは禁じられている。
違反すると6か月以下の
懲役または50万円以下の
罰金を科せられる。